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4月14日、16日、熊本で２回にわたり、震度7の地震が発生しました。阪神大震災と同じＭ7.3の大震災です。
死者48名、行方不明2名、傷害1000名以上、家屋倒壊1万棟(うち益城町5400棟.西原村1400棟、南阿蘇村400～500棟)以上、避難者数は、662箇所に約8万1千人(4月23日現在)もの被害です。震災関連死も11人に及び、避難の状況が改善されなければ、被害が拡大するおそれがあります。
熊本城も多大な被害を受け、あちこちの家屋も倒壊しているのを見ると、私達が当然としていたものがいかに脆いものなのか、また、地震後の不安と不便な生活を過ごすと普通の生活がいかに貴重なものなのかを、感じます。
まだ余震は続いていますが、皆、生活の再建に向け、元気を振り絞っています。（ただ、その心の奥底には、地震によるなんともいえない喪失感、生命喪失への恐怖感が、澱のように残っている気がします。）
地震という誰も避けられない天災に遭遇し、当面の避難、行方不明者の捜索と避難状況の改善、仮設住居や借上家屋への移転、そして、生活再建のための諸活動、さらには、将来の街づくりへと人は努力しています。
再び、貴重な「普通」の生活に戻るために、本当に多くの人々の支援に感謝しつつ、熊本は、がんばっています。