終戦(敗戦)記念日が来ます。
先の大戦が終ってから、72年ですが、その間、曲がりなりにも、日本が戦争・軍事紛争の主体とならなかったことは、日本国民にとって他に替えられない貴重なことです。
従来、戦争は、戦場において、戦闘員同士が戦うという形であったものが、先の戦争により、各地の空襲、広島、長崎の原爆投下に見られるように、戦場から後方の国土においても戦争の被害に遭う形に変化したことが明らかになりました。
現代において、戦争が始まった場合、前線である戦場から後方の内地へ被害が拡大するというのではなく、直ちに内地が戦争の被害を受けるおそれがあります。
北朝鮮の核爆弾・ICBM等の開発により、米朝の緊張は高まり、安保条約を結び、米軍基地を有する日本は、その緊張の矢面に立っています。
一人の法律家として、言えるのは、戦争は、最大の人権侵害であるということ、それを回避すべきことです。
そして、
一人の国民として祈るのは、戦争の惨禍を受ける人がいないように、関係各国当局の最善の努力なされることです。
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